アメリカンカール
- AMERICAN CURL - (ロングヘアー&ショートヘアー)



南カリフォルニアの街角から現れたメス猫は「外向きにカーブした耳」を持つ、不思議な子猫を生みました。耳が外向きに折れまがった猫、こんなに滑稽なペットは犬にだっていません。でも、表情も可愛いし、性格も愛らしく、とても健康で飼いやすい猫です
原産国: アメリカ 発祥年代: 1981年
毛の種類: ロング&ショートヘアー 毛色: 全色(重要では無い)
目色: 毛色に適合 体型: セミ・フォーリン(やや細身)


ショートヘアー
ショートヘアー ブラウンタビー
毛色に関しては重要なポイントではありません。
ロングヘアー
ロングヘアー ホワイト


耳の特徴
最も特徴的な耳は、大きくて幅広く、頭の両側に開くように立ち、付け根から1/3まで軟骨があり、上の方が90〜180度の角度で、頭の中央に向かって、外向きに柔らかいカーブを描きます。耳の先は頭にくっつかないことが大切です


歴史
1981年6月、南カリフォルニア・レイクウッドの昼下がり、黒くて長い毛の子猫がルガ夫妻に保護されました。「シュラミス」と名付けられ、美しく成長したメス猫はその年の12月に4匹の子猫を産み、その中の2匹が「外向きにカーブした耳」を持っていたのです。その珍しい子猫たちを基礎にした新しい猫種としての改良・固定は1983年に始められ、1991年度にCFAで公認されました。外向きの耳は優性遺伝です。近親交配の弊害を避けるため、現在では日本猫などの家庭猫との交配が認められています。


外見の特徴と性格
顔は丸みのあるくさび形で適度に長く、目は愛らしいクルミの形で大きく開き、とても愛らしい表情です。体型は、足先から肩まで1に対して、肩から尻まで1.5の長方形で筋肉質で、洗練された細身のプロポーションです。被毛には長毛と短毛があり、下毛は少なく、手触りは絹のように滑らかで、光沢があります。毛色と目色はあまり重要視されず、全ての色が公認されます。行動は機敏で活発ですが、頭は賢く、穏やかで落ち着いた性格です。


子猫選びののチェックポイント
カーブした耳の形はとても大切で、外向きに折れていても、ベタンとくっついたように寝ていては「失格」になります。まだ、新しい猫種で個体数も少ないので、尻尾や足指など、骨格が正常な猫、スマートな体型で、ムクムクしていない毛質を選びましょう