アメリカンショートヘアー
AMERICAN SHORTHAIR



日本で人気ナンバーワンの猫種です。 がっしりした体型に、優しい表情、大きな頭に丸みのある大きな目、中位の耳、ふっくらした頬、力強い四角い口元が特徴です。猫の中のジェントルマンと言われ、とても飼いやすい猫種です
原産国: アメリカ 発祥年代: 1906年(1600年代の中期)
毛の種類: 短毛 毛色: 単色、複合色、縞など多数
目色: 毛の色に適応 体型: セミ・コビー(やや太い)


シルバータビー
シルバータビー(クラシック)
白いアンダーコート、シルバーの地色、タビーマークはブラックで濃くはっきりして、とても印象的です。目色はグリーン。
バイカラー
バイカラー ブラック&ホワイト
ブラウンタビー
ブラウンタビー
カメオタビー
カメオタビー
レッドタビー
レッドタビー


毛色、縞模様(クラシックタビー・雲型)の特徴
アメリカン・ショートヘアーの縞(クラシックタビー・雲型)には決められた模様があって、首筋の縞はネックレス、肩から胸前に描かれた模様は「蝶々のシルエット」、背中に3本のラインが走り、脇腹には丸いターゲットマークがあります。日本では縞模様だけが人気の的のようですが、毛色は100色以上が認められて、黒い毛色や三毛などもいます


歴史
まだ未開の地であったアメリカ大陸には、野生猫のリンクスやボブキャットが生息していましたが、普通の家庭猫はいなかったようです。今から約300年前、新天地を求めてヨーロッパからやってきたピューリタンの人々は、いろいろな家畜と一緒に犬や猫などのペットを連れてきました。東海岸から西へ旅するときには、猫たちは荒地のネズミやヘビ退治に活躍し、時には家族団欒の笑いを演出したようです。それらのアメリカに定着した普通の家庭猫の中から、たくましくて性格の良い猫、美しい猫達が、次第に選び抜かれて、アメリカン・ショートヘアの基礎になっています。やがて、1906年に設立されたアメリカの猫クラブに「ドメスチック・ショートヘア」の名前で登録されましたが、1960年代に「アメリカン・ショートヘア」の名前に統一され、その人気が定着しました。日本にも古くから輸入されていますが、なぜか、銀色の縞模様だけがアメリカンのように思われていました。近年になって、ブラウンのやブルーの縞模様の猫が輸入されると、顔型や体型を近代的にして、今日では人気NO.1の猫種になっています。


外見の特徴と性格
ボディは肩口、胴体、腰の部分、3つの部分に均等に分けられて、がっしりした太めの力強い体型は「ワーキング・キャット」(働く猫)と形容されるように、筋肉質で、肩、胸、下半身が特に発達しています。足の長さと骨格は中位で筋肉が発達、足裏も分厚く、ばねを感じさせます。大きな頭に中位の耳、ふっくらした頬、丸みのある大きな目、力強い四角い口元です。触ると硬くて密度のあるコートは、湿気や寒気を防ぎ、皮膚のケガを防ぐのに役立ちます。アメリカ人気質を伝える猫と形容され、温厚で物怖じしない性格は、子供ともすぐに仲良しになれる猫の中のジェントルマンです。


子猫選びののチェックポイント
日本では一番ポピュラーな血統猫になり、現在ではあまり珍しさはありません。繁殖を考えるなら、ちょっと勉強して、ハイレベルの猫を選んでください。体型や顔つきの優秀なことは大切ですが、原点に戻って、美しい毛色が望まれています。また、シルバーやブラウンの縞だけでなく、他の毛色も味わいがあり、日本では珍しい毛色「白や黒、二毛など」の輸入が期待されます