アメリカンワイヤーヘアー
AMERICAN WIREHAIR


ユニークなこの猫の最大の特長は突然変異によるワイヤードコートです。ニューヨーク郊外で生まれた剛毛の猫は、一見するとアメリカン・ショートヘアですが、抱いてみると誰もがアッと驚くように、ワイヤーブラシのような硬い毛をしています
原産国: アメリカ 発祥年代: 1966年に発見
毛の種類: 短毛く剛毛) 毛色: 全ての毛色
目色: 毛色に適合 体型: セミ・コビー(やや太い)


アメリカンワイヤーヘアー


毛の特徴
被毛は非常に密で、一本一本の毛が縮れて、固いコートはワイヤーブラシのような弾力を持っています。とても猫を触っているようには思えません


歴史
1966年、ニューヨーク郊外の農場で、普通のアメリカン・ショートヘアが生んだ子猫の中に1匹だけ不思議な被毛をしたオス猫がいました。猫は「猫毛」と言われる柔らかい被毛をしていますが、このオス猫の縮れた被毛は、ゴワゴワした荒い手触りをしていました。ウィリアムベツタ夫妻とオージャー婦人の共同研究により、この「アダム」と名付けられたオス猫は同じ母猫から生まれた姉妹猫と交配されると、次々に珍しい剛毛の子猫を増やして、ワイヤーヘアー種の基礎を作ったのです。1967年に血統登録が始められ、次第に愛好者が増えて、1978年にCFAで公認されました。現在、この猫の繁殖にはアメリカン・ショートヘアとの交配が認められています。


外見の特徴と性格
小太りでがっしりした、筋肉質でバランスの良い体型をしています。頭の形は丸く、頬骨が高く、ほっぺに少しだけ窪みがあります。愛らしい大きな丸い目で、やや釣り気味に大きく開き、輝いています。1本1本の被毛はちぢれたり折れ曲がったりしてブラシのように硬く、密度と弾力があります。ふわふわした柔らかい毛は失格です。毛色は全ての色(白、黒などの単色、二毛、三毛、複合色)が認められます。陽気で活発に動き、健康で病気に強いと言われます。人なつこく、とても飼いやすいやさしい性格の猫です。


子猫選びののチェックポイント
まだペットショップでは流通しない猫種ですが、子猫を求めるなら、CFA主催のキャットショーを見学して、繁殖者に予約すると良いでしょう(全国で年間40回程度開催されています
)。