バーミーズ
BURMESE(セーブル&ダイリュート)


東南アジアから米国に渡った猫は、赤褐色にキラキラ輝いた毛色、小柄な体はポパイのような筋肉のかたまりで、頭や顔には丸みがついて、前から見ても横から見ても平らな部分がありません
原産国: アメリカ
(東南アジアの猫が基礎になる)
作出年: 1930年代
毛の種類: 短毛 毛色: 赤鵜色、シャンパンカラーなど
目色: ゴールド 体型: コビー(太くて丸い)


セーブル・バーミーズ
セーブル・バーミーズ
ダイリュート・バーミーズ ブルー
ダイリュート・バーミーズ ブルー
ダイリュート・バーミーズ シャンパン
ダイリュート・バーミーズ シャンパン


毛の特徴
短い被毛には光沢があり、ピタリと体に張り付いています。毛色は基本になるセーブル部門と薄い毛色のダイリユート部門(シャンパン、プラチナ、ブルー)があります


歴史
バーミーズに似た猫は、タイ国のアユタヤ王朝の時代(1350〜1767)の書物に描写されているように、かなり昔から貴重な猫として、王室や貴族の間で大切に飼育されていました。 やがて、1930年、航海士により1匹の褐色の短い毛の「ウォンマウ」という名のメス猫がアメリカに渡り、カリフォルニアに住むドクター・トンプソンに飼育されました。ドクターは遺伝学に基づいて、ウォンマウをシャム猫と交配したり、近親交配で、アメリカ人が好むと考えられる、小柄でポパイのような筋肉質の鵜色の猫を作出しました。1936年にCFAで公認されると爆発的な人気を得て全米に広がり、やがて、その繁殖の競争はエスカレートして、近親交配など、いろいろな障害をもたらしましたが、現在では、スタンダードの変更により、極端な特徴を和らげることで問題を解決しています。また、バーミーズを基礎に作出された「マラヤン」は名前を変更して、バーミーズの新しいの毛色の部門として「ダイリュート(薄い色)」と認定されました。


外見の特徴と性格
肩や胴体、背部が発達して、小柄でポパイのような体は筋肉をしています。頭や顔には丸みがついて、前から見ても横から見ても平らな部分がありません。目は大きく丸く開き、離れて付いているので愛らしさがあります。あご先は力強く、正しい噛み合わせです。バーミーズの性格はピエロのようだと言われるように、とても陽気で、子供とは仲良し。病人や老人を慰める猫として知られます。


入手のポイント
日本では珍しい猫種ですが、優秀なバーミーズが輸入されて、とてもレベルの高い子猫が生まれています。ブリーダーに開い合わせるときは、ペットで飼うのか、繁殖するのか、はっきりと目的を伝えるとよいでしょう