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■歴史 日本に来日したアメリカの審査員が、ハウスホールドペット(家庭猫の部)を審査して、日本猫の短い尻尾がとても可愛くて興味を持ちました。それを伝え聞いたブリーダーは新しい猫種の作出しようと考えたのです。1968年、日本から100匹以上の短尾の日本猫が海を渡り、繁殖計画がスタートしました。私たちのイメージする日本猫は、丸ぽちゃの顔をした、ずんぐりした猫ですが、アメリカに渡った猫たちは、猫飯の和食から洋食に変化したためか、体型がスマートになり、脚までが細くなって、短くてクルリと曲がった尾も固定され、1976年にCFAで公認の猫種になりました。その人気は全米に広がり、現在では、キャットショーでも常に年間のトップランクに入賞しています。また、日本にも逆輸入されて、次第に人気が盛り上がりを見せています。 ■外見の特徴と性格 体つきは細身でのエレガント、脚はほっそりして長く、後ろ足が長いので背が高く見える良いバランスの体型です。顔は正三角形で、大きな耳、大きなオーバルの目、長い平行な鼻、頬骨が目立ち、頬の部分にくぼみがあります。目はよく見開かれた大きな楕円形で機敏さが感じられます。最大の特徴であるお尻の先にちょこんと付いた短い尾「ポンポンのボブテール」は、尾の付け根の部分から折れ曲がり、伸ばしても3インチまでの長さです。でも、囲い骨ですから、あまり触らないでください。全体には日本猫の気質と同じですから、とても慣れやすい猫ですが、飼い主を信頼するあまり他の人には神経質な面を見せることもあります。適度に甘えて、適度に冷たい猫らしい性格です。 ■入手のチェックポイント 最近では、優秀なレベルの猫が輸入されているので、日本猫との微妙な違いの美しさに気づく人が増えて、急激に人気が高まっています。この猫種の愛好者を増やして定着させるには、やさしくて、おとなしい性格が決め手になるようです。 |