ソマリ
SOMALI
アピシニアンから生まれた長毛猫、やや長めのシルキーな手触りの毛で、オス・ライオンに似たゴージャスなエリ巻きと、キツネに似た尻尾が自慢、味わいのある毛色をしています。 |
原産国: |
イギリス |
発祥年代: |
1979年(1930年代から) |
毛の種類: |
中毛(短毛の部) |
毛色: |
ラディ、レッド、ブルー、フォーン |
目色: |
ゴールドからグリーン |
体型: |
フォーリン(やや細い) |
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毛の特徴
ティッタドタビー(1本1本の毛が濃淡に染められて、全体では織物のイメージ)の毛色です。深みのあるカラフルな(暖かい色調)、はっきりしたティッキング、眼のマスカラ、クレオパトラライン、尾の先端も濃くはっきりしています。毛色には写真掲載のラディ、レッド、フォーンの他にブルーがあって、4色が認められています。
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■歴史
血統管理が十分にされない頃、1930年代にイギリスでアビシニアンの長毛種として登録された記録があるように、短毛のアビシニアンの一部の系統から、ごく希に長毛の猫が生まれることは、古くから知られていました。そして、長い年月において、希に生まれる毛の長い子猫はアビシニアンの血統登録からは除外されていました。ブリーダーたちの努力で改良が重ねられて、1978年、独立した猫種「ソマリ」としてCFAで公認されると、急速に愛好者の増加が見られました。近年、日本では愛好者のグループによる繁殖活動で、レベルの高い猫が数多く生まれ、世界に誇れる猫種になっています。
■外見の特徴と性格
しなやかで優美、無駄のない発達した筋肉質のボディ、今にもジャンプするような体型で、脚はややほっそりとしています。全体のバランスに優れて、良いプロポーションをしています。顔全体は丸みのあるくさび形で全てが柔らかくカーブして、大きな耳、アーモンド形の大きな目が印象的で表情に富んでいます。周囲の変化にとても敏感、活発な行動でなんにでも興味を示し、性格にはむらが無く、誰にでも愛される陽気さを持っています。
■入手のチェックポイント
猫のレベルを見るのは初心者には難しいので、繁殖を目指すなら、キャットショーなどで良いベテランのブリーダーと知り合い、ペットタイプ・ショータイプなどを勉強してみるのが良いでしょう。 |