マンクス
MANX(ロングヘアー&ショートヘアー)


ドアに尻尾をはさまれた伝説の尾無し猫は、ピョンピョンとウサギのように走ります。
原産国: イギリス 作出年: 1901年
毛の種類: 短毛と長毛 毛色: 全色
目色: カッパー(白毛はブルーも可) 体型: コビー(太くて丸い)


ショートヘアー・マンクス
ショートヘアー・マンクス
ロングヘアー・マンクス
ロングヘアー・マンクス


耳の特徴
毛質は共に密生している分厚くて重たいダブルコート(下毛が発達している)、ふかふかした弾力を持っています。
SH・・・とても光沢があり、手のひらが隠れるように分厚い。
LH・・・長いラフ(脇腹などの毛)、全体には中くらいの長さ。


歴史
尻尾の無いユニークな猫は、数百年前も昔にイングランドの沖にあるマン島で自然発祥した猫種です。 今でも、この島の猫は尾が短かったり無かったりするようで、現実には、近親的な交配から、突然変異として発祥したようです。また、尾の無い猫を3代続けて掛け合わせると 致死遺伝子の働きで子猫が生まれません。マンクスの長毛種は、1979年に「キムリック」の名前で登録が始められ、現在では、マンクスのロングヘアー部門に統一されています。日本ではまだ珍しいマンクスは、ペットとしてもショーキャットとしても楽しみな猫種です。


尻尾の無い猫の伝説
その起源についてはおもしろいお話が数多く伝えられています。「ネズミがノアの箱船に一番最後に飛び乗ったため、それを追いかけていた猫は閉まる ドアに尻尾をはさまれてチョン切れた」
「マン島を住処にしていた海賊は、陸で狩猟をするとき、猫の尻尾を帽子の飾りにすると 音を立てずに獲物に近づけると信じていたので、マン島の猫の尻尾は全部切り取られてしまった」などです。


外見の特徴と性格
非常に重たい猫で、全体に丸い印象です。頭は丸く、中位の耳、大きく丸い目、高い頬、はっきりしたウイスカーブレイクがあり、丸いマズルのしっかりした丸い口元です。目の丸さは甘くて優しい印象を与えています。胸は幅広く、前足は短くてがっしりしています。大腿部が発達して長いため、短い背中は肩から尻にかけて丸くアーチして、腹部は非常に厚みがあります。
非常に発達した臀部で後ろ足が長くて腰高の体型なので、バランスを取るために子猫の動きはウサギのように飛び跳ねるようでとてもユーモラスです。密度のあるダブルコートをしています。愛らしさとひょうきんさを見せ、飼い主を信頼すること、子煩悩な猫として知られ、優しい性格をしています。新しい家庭にもすぐに慣れる順応性を持った猫です。


入手のチェックポイント
この猫の繁殖には、尾のあるマンクス(スタンピーテール)が必要なように猫学を学んでください。アメリカでは人気の高い猫で、優秀な猫の輸入も可能です。