オシキャット
OCICAT
アメリカ・ライオン(クウガー)をイメージした斑点模様の猫は、アビシニアン、シャム、アメリカンショートヘアーを組み合わせた混血猫です。大柄な体型は胸幅があり胴長でたくましさを感じさせます。美しいスポット(斑点模様)がちりばめられた輝く短い被毛が魅力です。 |
原産国: |
アメリカ |
作出年: |
1950年代(1980年代) |
毛の種類: |
短毛 |
毛色: |
シルバー系、ブラウン系などの斑点 |
目色: |
ブルー以外の全色 |
体型: |
ロング(がっしりして長い胴) |
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耳の特徴
コントラストのはっきりした大きな美しいスポット(斑点)が、クラシックタピー(雲型)に描かれて、拇印を押したように付いています。胸前の縞模様は中間で途切れています。ピタリと体に張り付いた短い被毛は、サテンのようなピカピカした光沢があります。 |
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■歴史
ヒョウ、チーター、マーゲイ、オセロットなど、美しいスポット(斑点模様)の野生の猫たちは、多くの愛猫者のあこがれのようです。いろいろな猫種の交配が試されましたが、1966年、ミシガン州のバージニア・ダリー女史は「アビシニアンとシャムを交配」させて、このスポットのある猫の作出に成功しました。そして、登録における間違いからアメリカンショートヘアーの血が交えられたことが幸いして、オシキャットの体型は大きくたくましくなり、銀色の毛色も加えられました。
1978年、CFAにより公認されています。現在では、この猫種の改良のためにアビシニアンとの交配は認められていますが、シャムとアメリカンショーとヘアーは認められません。日本にも熱心な愛好者がいて、繁殖も順調にされています。
■外見の特徴と性格
非常に野性的な印象を与える猫です。大きな頭部はアメリカ・ライオン(クウガー)に似て、45度に大きく開いた華やかな耳、大きなアーモンド形の目で、口元は四角く突き出て頑丈です。大柄でたくましく厚い胸幅を持っていて、やや胴長のボディは筋肉が発達して非常に重たく、オス猫は7kgにも成長、全てにパワーを感じさせます。見た目にはいかついイメージなのに、優しさにあふれ、人が大好き、飼い主を信頼します。オシを飼う人は大らかな気持ちになり「幸せ」が訪れると言われます。
■入手のチェックポイント
次第に愛好者も増えてレベルの高い猫たちが輸入されているので、もっともっと人気が高まる猫種だと思います。繁殖を目指す人は、グレードの高いメス猫からスタートするのがポイントです。ペットとして求めるときは生後4ヶ月頃が目安で、必ず避妊去勢をしてください。
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