オリエンタル
ORIENTAL(ロングヘアー&ショートヘアー)


シャムから生まれて顔も身体も細くて長いオリエンタル・タイプ、おしゃべり好きの甘ったれ、多彩な毛色を持っています。
原産国: イギリス(アメリカ) 発祥年代: 1960年代(1970年代)
毛の種類: 短毛と長毛 毛色: ポイントカラーを除く・全色
目色: グリーン(白毛のみブルー可) 体型: オリエンタル(細くて長い)


オリエンタル・エボニー
エボニー(純黒)
オリエンタル・ブルー
ブルー


毛の特徴
滑らかなシルキータッチのシングルコート、体にピッタリと張り付いて光沢があります。
ポイントカラーを除く全ての毛色が認められて、グリーンの美しい目色をしています。(ホワイトの毛色にはブルーの目色、金目銀目も認められています)


歴史
ポイントカラーのシャム猫(耳や足にだけ毛色がついている)を基に、全体に同一の毛色がある猫の作出は、1950年代のイギリスで始められ、最初はチョコレートの毛色でしたが、1960年代には、ラベンダーや縞模様が生まれ、この新しい猫種は世界中に注目されました。1970年代には白や黒の単色、スポット模様など、数多くの毛色を作出して、1977年にCFAにより公認され人気猫になっています。初めは短毛種だけでしたが、近年、そこから生まれたオリエンタルの長毛種が公認されたことで、名称も「オリエンタル ショートヘアー」から「オリエンタル」に変更されています。1980年代には日本にも輸入されてキャットショーで活躍、その後は、しばらく人気は低迷していましたが、近年、新たに優秀なオリエンタルが輸入され、再び人気が高まってきました。


外見の特徴と性格
洗練されたすらりとした猫。顔も足も尾も全てが細く長い猫です。筋肉質で細く長い円筒型のボディは、肩から尻までが同じ幅、背中と腹の線も同じ幅、肋骨が張ってチューブの丸さをしています。三角の長い顔はストレートな線で広がる長いウエッジは、非常に大きな耳で強調されています。高くてまっすぐな鼻、アーモンド型で美しいグリーンアイ、切れ長で釣り上がった目にはオリエンタル・ムードが漂います。おしゃべり好きの甘えん坊、遊んでくれと体をすりつけ、肩に乗るのも大好き、遊び疲れるといつの間にか膝の上で眠っています。


入手のチェックポイント
きっと日本でも人気の猫種になると思われますが、オリエンタルは想像する以上に細くて長い顔と胴体を持っています。この独特のスタイルを理解することが大切です。