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■歴史 長くてゴージャスな被毛とずんぐりした体型のペルシャ猫、ブルーの目色のシャム猫、両極端の猫種の組み合わせは、まさに「夢の猫」の誕生です。この「新しい猫種」を作出する試みは、1920年代にスタートしていますが、それ以前にも、フランス、ドイツ などヨーロッパ各地に、このヒマラヤンに近い猫種がいたことが記録されています。 数多くの人々がチャレンジしましたが、この猫種の作出に初めて成功したのは1930年代の初期、アメリカのコップ女史で、それを引き継いでイギリスのウェッブ氏が、1938年にカラーポイントの長毛猫、すなわち、ヒマラヤンの基礎になる猫を誕生させました。第二次世界大戦では繁殖計画も中断しましたが、約20年間に渡り、多くのブリーダーによって改良は続けられ、1950年代になってイギリスとアメリカの猫クラブで新しい猫種として公認さ れています。初代のアメリカチャンピオンに選ばれたのは、ゴーフォース女史の繁殖した「ラクチーク」と言う名前の猫で、彼女により「ヒマラヤン」の名称が提唱されました。 ■外見の特徴と性格 丸く大きく幅広い頭に小さな耳がついて、大きくてまん丸な目はブルー、愛嬌のある短い鼻です。肩幅が 広く短い胴体、脚も尾も短くて正方形の体型です。やはり、シャム猫とペルシャ猫の気質を兼ね備えているのか、性格は陽気でおすましなところもあり、人とも猫とも仲良しになれる愛らしい猫です。 ■子猫選びののチェックポイント 日本には優秀なヒマラヤン・ブリーダーも多いので、繁殖を希望される方は、信頼できるブリーダーから直接購入すると良いでしょう。日本では生後2ヶ月くらいの赤ちやん猫が流通していますが、病気などの抵抗力が少ないため、さまざまなトラブルになります。初心者の方は、少なくても生後3ヶ月以上、予防ワクチンの済んだ健康な子猫を求めてください。 |