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■歴史 400年以上も昔からトルコに伝えられたアンゴラ猫は、ラクダ商人によって貴重品として扱われ、シルクロードを通ってヨーロッパや中国に運ばれました。このアンゴラ猫は、胴体が長く、被毛はエリ毛と尻尾はフサフサしていますが、体の毛は中位の長さでした。そして、このアンゴラ猫に、アフガニスタンなど中近東から来た「胴体が短くて被毛もやや長 い衝」が交配され、長い年月を経て、ペルシャ猫の原形が誕生しました。やがて、イギリスに伝えられた毛の長い猫は、イギリス人により改良されて、現在の華やかなペルシャ猫が作出されました。1871年、世界で初めて開催されたロンドンのクリスタルパレスのキャットショーでは、単色 (白、黒、ブルー)のペルシャ猫が出場して華々しいスタートをきりました。 ■外見の特徴と性格 丸く、大きく、幅の広い頭、小さな耳が広い間隔で付いています。深いブレークのある短い鼻、丸くて大きなマズル、がっしりした顎をしています。離れて付いている真ん丸で大きな目が優しい表情を演出しています。ショートネック(短い首)、ショートレッグス(短い足)、ショートテール(短い尾)、ショートボディ (短い胴体)のコビータイプで、身体の高さと長さが等しいボックスになっています。ゴージャスな長い被毛、グルーミングもとても素晴らしい猫です。猫の中の王様と形容されるように、どっしりして落ち着いた性格です。 ■入手のチェックポイント 鼻の短くて目の大きいショータイプの猫などに、最近、頭部の骨格や顔型にゆがみのあることがあります。特に、口元の犬歯のズレには注意が必要です。 |