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■歴史
夕イの宮殿や寺院で大切に飼われていた古い記録が残されています。長い間タイで外交官を努めていたイギリス人が帰国するときに、ペアのシャム猫を記念に贈られたように、タイでは非常に貴重な猫として扱われていました。1700年代にヨーロッパと隣接する極東の旧ソビエト連邦のサイヤ(Sia)と言う地域で「奇妙な毛色の猫」として噂になり、人々はこの猫を買い求めていろいろな猫と交配させ、現在ののシャム猫の原形ができました。1830年代までにシャム猫として固定され、1878年にはアメリカに渡ってすぐに人気猫になりました。1890年代には数多くのシャム猫がイギリスより輸入され、それ以来、アメリカでは人気の高い猫種になっています。日本でも、ちょっと昔は、血統猫と言えばシャム猫でしたが、今ではすっかり数を減らしていました。しかし、最近になって近代的にシャープになった優秀なシャム猫が輸入され、キャットショーでも活躍しているので、人気の復活が期待されます。 ■外見の特徴と性格 ボディは細くて長い円筒形、首、四肢、尾、全てが驚くほど細くて長い猫です。顔は長くて鋭角なV字形で、大きな耳が広がって付きシャープさを強調しています。高い鼻筋は長くて真っ直ぐ、ブルーの目はアーモンド形で切れ上がり、オリエンタルムードを感じさせます。遊びが大好き、甘えるなら天下一、肩の上に乗ってグルグル言うのが愛情の表現です。狭い部屋でも飼い主と一緒なら大喜び、なぜか高い場所に上がるのが大好きですから、物が落ちないように整理整頓をしてください。 ■入手のチェックポイント 近年、アメリカから輸入された優秀なシャム猫の直系は、イメージの猫よりも、もっと細長い猫になりました。一般の人が考える丸ぽちやの古いタイプのシャム猫も生まれているようですが、それを探すのは大変です。 |