シンガプーラ
SINGAPURA


東南アジアの国々には、それぞれの土地で育った珍しい毛色の猫がいます。シンガポールの街角で発見された小さな猫は、丸みのある頭、短めの顔にはクリクリ目玉と大きな耳、短い毛をしたセピアの毛色の小粋な猫です。
原産国: シンガポール 発祥年代: 1970年代
毛の種類: 短毛 毛色: セピア(ティッタド・タビー)
目色: ヘイゼル、グリーン、イエロー 体型: セミ・コビー(やや太い)


シンガプーラ


毛の特徴
非常に短くてぴったり張り付いた被毛は、1本1本の毛に色の濃淡があるティッタドタビー(アビシニアンを参照)の模様をしています。オールドアイボリーの地色にダークブラウンのティッキング、全体に見ると洗練された暖かいセピアの毛色で、薄い色をしています。目のアイライン、鼻の輪郭、唇はダークブラウンのラインではっきりしています。


歴史
1974年、シンガポールに住んでいたアメリカ人のメドウ夫妻は、街角で3匹の猫を見つけました。その猫たちは、とても小さくて、オリジナルの表情をしていたのです。翌年、1975年に帰国した夫妻は、この猫たちを連れて帰国し、「シンガプーラ」と名付けた新しい新種の繁殖を始めたのです。1980年には、他の繁殖者がシンガポールに観光に行き、やはり、同じ特徴を持つ短い毛の猫を連れて帰りました。CFAで第一段階の血統登録が認められたのは、1982年で、この猫の人気は急速に拡大され、やがて、1988年に公認されました。日本にも熱心なファンが繁殖をしています。


外見の特徴と性格
やや小型で、ずんぐりした筋肉質、高さと長さが等しいは四角形の体型です。短くて太い首、前から見ても横から見ても丸い頭、短めの顔は頬の部分にはっきりした窪みウィスカーブレイクがあり、あご先は良く発達して、特徴的な著しく大きな耳とアーモンド形の目は、バンビような愛らしい表情の猫です。どんな環境に順応して、子供にも老人にも優しい、なつっこい猫です。


入手のチェックポイント
アメリカの血統猫の繁殖者は、子猫を譲るときに、いろいろな約束を書類にするのが通例で、また、決して生後4カ月以内の赤ちゃん猫を出すことはありません。トラブルを未然に防ぐには、赤ちゃん猫の売買は止めて健康な体力が備わるまで待ちましょう。