トンキニーズ
TONKINESE


シャムとバーミーズの交配から生れた混血猫は、丸みのあるシャム猫のようなイメージで親しみのある顔つき、コントラストのはっきりしたポイントカラーは、ボディカラーに溶け込んでいます。大きな特徴は、宝石よりも美しい「アクア」の目色です。
原産国: アメリカ(イギリス) 発祥年代: 1970年代
毛の種類: 短毛 毛色: ミンク系のポイント
目色: アクア 体型: セミ・フォーリン(やや細い)


ナチュラルミンク
ナチュラルミンク
ブルーミンク
ブルーミンク


毛の特徴
ピタリと体に張り付いた短い被毛、毛色はやや全体に色が付いて、その体色に混ざり込むポイントカラーには、ナチュラルミンク、ブルーミンク、プラチナミンク、シャンペンミンクがあります。


歴史
トンキニーズの歴史は非常に古いのですが、いつもシャム猫の亜流として扱われ、新しい猫種として認められるのに長い年月がかかりました。シャム猫の歴史の中に交じって、数百年も前の古い記録には「体全体の毛色がチョコレート色のシャム猫」として述べられ、1800年代の頃にイギリスのキャットショーにも出場しています。現在のトンキニーズの基礎は、1950年代に、アメリカとイギリスのブリーダー(繁殖者)が、新しい猫種を求めて、シャムとバーミーズを交配させて作出したハイブリッド(混血)の猫です。長い年月、なぜか認められずに、CFAでは1978年に血統登録が始まり、1984年に公認されました。近年になって日本でも優秀なタイプの猫が輸入され、繁殖も始まりましたが、まだまだ数少ない猫種のようです。

外見の特徴と性格
筋肉で引き締まった中位のボディは、全体にバランスの良さを感じさせます。わずかに丸みのあるクサビ型の頭部、中位の耳、大きなアーモンド形の目をしています。いつも飛んだり跳ねたりしているように遊ぶのが大好きで、甘えん坊で人が大好き、陽気さと静かさを兼ねて、とても元気で飼いやすい猫です。


入手のポイント
丸っこいシャム猫が好きな日本人にはピックリの猫で、この美しい水色の目が人気になると思います。繁殖に興味のある方は、なるべく優れたタイプの猫を輸入してください。何ごとも最初が大切です。