モスクワのキャットショー


1993年のクリスマスはロシア・モスクワのキャットショーで審査しました。この年の5月に政変があってエリツィンが大統領にロシアの国会議事堂に大砲が放たれて、黒くすすけたままで、工事の天幕がかけられていました。


モスクワの町



土曜日の朝、窓の外は人が一杯、暖冬のぬかるんだ道を、何だか急ぎ足で歩いています。 クリスマスなのに、ネオンサインを見たのは1つだけ、バスタブの栓が無いので、持っていたゴルフボールを利用、シャンプーは八重子さんが持参していました。

「なぜ、こんな寒い時期にショーをするの?」と聞いたら、「暖かくなったら畑のジャガイモでショーにくる人がいなくなる」・・・納得


ショー会場は満員御礼



ショー会場は、出陳者と見学者であふれていました。出陳料は約$15、見学は$2、1日の給料は$2とのこと・・・2日間ともテレビカメラが回って、グルーミングの説明をと言われたものの、ボクが日本語で八重子さんが英語にして、こっちに背を向けているクラブ代表のオルガさんかがロシア語にします。

ても、この企画は10分でボツになりました。


陽気なデービット



ショーマネージャーのデービットはニューヨーク育ちのアメリカ人、オルガに惚れてロシアに来たんだって・・・サイベリアンのブリーダーです。


ロシアでNo.1のサイベリアン



がっしりした胴体と頑丈なアゴが印象に残る。
モスクワではメスは$100、オスは$50で「なぜ?」に
「メスは子猫を生むから・・」長毛は2倍です。
サイベリアンは$200???


ファイナルは大拍手!!



八重子さんとボクのベスト・キャットはスモークのペルシャでした。素晴らしい猫だと、カタログを見るとアメリカ産・・・どこの国も同じです。


ボクの秘蔵の写真



陶磁器のような真っ白な肌をした、ボインボインの美人がボクのクラーク。
また、モスクワに行かなくちゃ・・・


あんまりくっつくな・・・。



ショーが終わって、帰国前のショッピング、その頃の報道と違ってマーケットには食料が山積み・・・。キャビア(最高級で$8)とスモークサラミを一杯買ってきました