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1997年7月 アデレート・ビッグショーの翌週、飛行機で北へ3時間の素朴な港町・パースで審査をしました。エントリーは250頭、2日間の審査ですから余裕です。宿泊はショーセクレタリーの両親の家、パースの町が見渡せる小高い山の中腹にあるイギリスタイプの家です。 食事がおいしかった。イングランド風の朝食、パイや肉料理、土曜日の夕方は暖炉に火を入れて、ドライマーティニーと静かな音楽で、いろいろなお話をします。お土産は原住民の楽器・ディジャリドウですが、未だにスースー音が漏れるだけです。 審査の方法は実習すみですが??? 審査台の上に厚く敷いてある新聞紙???分かると、なるほど・・・猫が変わると新聞紙を丸めて捨てるのですよ。手は横の消毒液入り洗面器で洗うの白毛の猫なんかは困りそうだけど・・・。 この地区では、シャム、オリエンタル、そしてブリティッシュショートヘヘアーが素晴らしかった。 メガネをは外している老婦人がオーストラリアでは数少ないオールブリード審査員・・・ボスです。 猫の出し入れは助手任せ、審査員の見習です。 優秀なラグドールが出ていました。 助手の1人が血だらけになったのには ビックリしましたが、そうすれば審査員は、怪我することもありませんね。でも、男子の助手の手は傷だらけで、ただただ感謝あるのみ。 アーア、審査員への道は厳しいものです。 ベンガルを初めて審査しました。 八重子さんが最優秀猫に選んだベンガルです。 くすんだようなこげ茶に見えますが、油を塗ったような輝きがあり、被毛を掻き分けると、燃えるように赤い色、アビ、オシー、アメショーのブラウンなどに理想とされる毛色だと思いました。 体重は7kg程度でズシリとしています。性格は甘ったれ・・・こんなベンガルなら飼ってみたい。 表彰式は別の部屋 審査助手の愛猫がベスト・シャム 左奥の男性が旦那さんで その手が傷だらけ・・・・ 出陳された猫は、何かの賞を 貰えますが、商品は実用品・・ 次々に賞が発表されて 歓声と拍手に包まれます。 やっぱり、パフォーマンスも大切・・・ ボクの最優秀猫はバイカラー・ペルシャ 重たいこと、重たいこと、骨がガッシリ・・ ペルシャの美しさの原点にあるような 素晴らしい猫に出会えて・・・感激・・・ オーストラリアでも有名な猫だそうです。 頑丈な骨格のペルシャを繁殖したい人は アメリカばかり見ないほうが良いかも・・・ コアラを10分以上も抱っこして・・・大満足。コアラならパースが一番。 アデレートの動物園でもコアラと 記念撮影しましたが、横の止まり木の コアラに並んでパチリで・・はい、次の方。 でも、パースのナショナルパークでは、開門時間に行って、まっしぐらにコアラの小屋に行きました。 係りの人とコアラだけ。すぐに抱っこさせてくれましたが まだ、記念撮影の仕度ができていません。 八重子さんは、コアラの子守り役になって、ずーと抱っこできて、大満足・・・ ボクはカメラマンで・・・コアラを抱っこできませんでした。でも、八重子さんうれしければ亭主も満足! |