大切なトイレのしつけのポイント

◆いつ頃からしつければ良いのか?

 子猫は生まれてから母乳だけで育っているときは、おしっこも大便も母猫がなめて処理します。また、人為的に哺乳しているときでもなるべく母猫に面倒を見させたほうが、母猫と子猫の愛情が伝わるものです。    

 しかし、子猫の頭数が5〜6頭と多い場合や、帝王切開で生まれた場合など、ごく希には、全く子猫の面倒を見ない母猫もいますので、この場合は飼い主が母猫の代わりをしなければなりません。その目安は敷物が汚れる場合と子猫のおしりが汚れが目だったり腹がふくれているのにピーピー泣いている場合です。1日の朝夕2回くらい、ちょっと湿らせたティッシュペーパーで、肛門の脇を柔らかくマッサージしてください。

 さて、子猫は生後4週令頃になると母猫の餌に興味を示して離乳が始まり、子猫が自分で餌を口にしたときから、母猫は子猫のおしりの始末をしなくなります。
 一般に、子猫は本能的な習性から一人でトイレに入りますが、もし、子猫がトイレに入らないとしたらいくつかの理由が考えられます。
 母猫がトイレを上手に使えない場合、トイレの縁が高すぎて子猫が入れない場合、トイレが汚れすぎている場合、敷布などに匂いが付いている場合、トイレの場所が分からない場合などです。

 全ては最初が大切です。このようなときはしつけが必要になりますから、子猫を専用のケージ(金網の小屋)に入れて、トイレを覚えるまでしつけてください。

 餌を食べた後などで、子猫は前足で床をかいたり、泣いたりして合図をします。トイレに入っていなければすぐにトイレに入れてください。何日か繰り返せば案外簡単にしつけができます。


 ◆トイレの置き場所

新入りの猫や子猫用のトイレは寝床や餌を食べるすぐ近くが良いでしょう。
人と猫は生活の場を共有しているのですから、トイレの使用に慣れたら、猫が自由に遊んでいる場所、なるべく目立たない場所にトイレを置いてください。例えば、風呂場の入り口の陰、部屋の隅、机の下などです。 

  いつも決められた場所に置いておくのですが、トイレの場所を変えたいときは、もう一つのトイレを新しい場所に置くようにして、トイレを教えてから移動させるようにします。 また、猫が他の場所で粗相をするときはトイレの場所をそこに移動させることも考えてください。


◆いくら叱っても直らない

トイレの覚えが悪かったり、いくら叱っても直らない場合は、なんらかの原因があります。
 まず、家の出入りが自由で放し飼いされているな猫にとっては、部屋の中はソファでもジュウタンでも、柱の陰でもどこでもがトイレになります。これはトイレだけの問題ではありませんから、家の中でトイレをしつけることはとても困難です。

 同じように、避妊・去勢されていない成猫は、発情期になって多の場所でトイレをする場合が多いようです。

 オス猫は、スプレー(掛けション)をして自分の存在をアピールします。これは本能的な行為なので、いくら叱っても直らないようです。直す方法は「去勢」が一番のようです。 

 メス猫はシーズン(発情)がくると、わざとトイレ以外の場所、布団やソファでトイレをすることがあります。中には、オス猫と同じようにスプレー行為を見せることもあります。やはり、子猫を生ませないメス猫は「避妊」することが大切です。

 また、何頭かの猫の中に尻癖の悪い猫がいる場合は、専用のケージで根気負けしないでしつけてください。

 トイレが汚れているために他でする猫は本当はきれい好きなのかも知れません。中には、大便と小便を別のトイレでする猫もいます。時には人間サイドの考え方を止めて、猫の気持ちになってトイレについても考えてください。


◆どんなトイレが良いのか

あなたと愛猫にGood News!


特許出願中


 猫用のトイレはペットショップなどで市販されています。最近はデザインにも優れて安価な商品が多くなっていますが、中には、使いにくいものもあるようで、形や色が気に入っても、目が細かすぎて汚れが取りにくいものは結果的に不良品です。

 便利な商品は、簡単に洗い流しができるものに限ります。また、流し用の水きり籠は大きくても安価なので、丸見えにならない場所で使用すればとても便利な代用品になります。 子猫用のトイレには、高さが5cm位の手頃なプラスチックの容器が便利です。

左の写真は「猫のブリーダーが、猫との快適な暮らしのために考えて製作した」新しいトイレです。どうぞ、写真をクリックして見に行ってください。


◆トイレの匂い消し対策

大抵の猫好きな人は、猫の匂いだけでなく、そのトイレの匂いにも慣れて我慢することが多いようです。しかし、常識的な飼育方法としては動物を飼うことの責任、少なくとも他人に迷惑をかけないように、匂いに対してはもっともっと注意が必要と思います。

 トイレが匂うのは、単純に考えると、大便や小便が溜まっているからです。匂い消しの中和剤では基本的に何らかの厭な匂いが残されます。

 匂いを消す対策としては、こまめに捨てて、こまめに洗うこと、それが全てのようです。 また、健康な猫の便はそれほど匂わないのですが、下痢をしているときはびっくりするような腐敗臭がします。日常の健康管理、適切な餌、健康診断をしての駆虫なども匂い対策の決め手になると思います。


 ◆トイレの砂について

猫のトイレに砂を使用することは、猫の習性に適っていることや悪臭の防止からとても便利で、ペットショップやスーパーには数多くの猫砂が市販されています。吸水性の良い岩石を砕いたものが一般的で、その他にも、紙製のもの、木屑を固めたもの、いろいろな素材にも、消臭効果の高い砂、固まる砂や流せる砂などがあります。

 猫砂を選ぶとき、米国などではあまり科学的なものは好まれないのですが、日本では猫砂の種類も多く、どれが良品かの判定は難しいので、使用する目的に合わせて選ぶと良いでしょう。               

 猫砂を使用しない人もいますが、砂で隠されるより常に洗うほうが清潔になるし、健康状態の判定が簡単になるのが理由です。しかし、砂が無ければトイレを使用しない猫もいますし、家を空けることの多い家庭では猫砂が消臭のために便利です。

 子猫のトイレのしつけには猫砂は必需品なのですが、ちょっと心配なのは、子猫は排便の時に砂を口に入れます。消臭剤には毒性が無いないのでしょうか?直ぐに固まる砂や流せる砂は胃に入るとどうなるのでしょう? データーが不足しているので不安が残されます。                  
 また、人間のトイレに流せるから処理が簡単だと思い「流せる猫砂」をマンションで使用したところ、下水管の窪みに溜まってしまい、16万円もの修理金を支払わされたことがあるので注意が必要です。

 猫のトイレに関しては、猫好きな人には慣れた匂いでも、猫を飼っていない人には強烈な悪臭になるので、飼い主は常に消臭対策を心掛けて下さい。