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思い出のなる木4

説教強盗

 誠かウソか、とにかく艶話が得意だった説教さんを偲んでエロ話を書こう。これは追悼であるから心して読まれよ・・・

 
 説教さんのエロ話

 17才と言えば、にきびも出てきて血気は盛んで、色事の話になれば下を膨らましてモジモジする年頃であった。「強盗に入るのはともかくも、女の人を犯すのは良くない・・・」と、調子に乗って聞いてみたことがある。

 説教さんは、ギロリと目を剥いて「わしはただの一度も嫌がる女子(おなご)に跨ったことは無い。盗みに入ると気持ちが高ぶっているから、話のついでに、ちょっとだけ乳をもませてくれないか、とお願いするんだ」と笑って答える。

 深夜に忍び込んで一通りの金品を頂戴しても、夜明けまでには時間もあるし、まずは、タバコを一服くゆらせる。

 黙っていては怖がられるばかりでいけないから、いろんな話を聞かせていれば、その受け答えで女子の気性も分るそうで、その気のありそうな女子にしかお願いしなかったし、どうしても嫌だと泣き出す女子には無理強いはしなかったそうだ。絶対に女の人には手を上げなかったそうだ。


 「その証拠に、わしに無理やり手篭めにされた・・・と自分から被害届を出した女子はいなかった。みんな警察が書かせたんだ。

 それに女子と情を通わせれば、そのときから赤の他人ではなくなるから、みんなわしには同情もしてくれた。中には説教強盗は親切な人だったと証言した女子もいる」


 「今じゃばあさんまでがパンティなんて物をはいているから色気も無いが、そのころは、着物のしたには何も付けていなかった。

 振るえて身を硬くしている内に、何かの弾みで肩の力が抜けるし、根を詰めていればオシッコだってしたくなる。

 そんなときは決まってモジモジするからすそが割れて、じっと見てやれば赤い顔して恥ずかしそうにすそを合わせる」


 説教さんはぐい飲みの酒をちびりと飲んで「それが頃合ってもんだ。みんながみんなと言うわけじゃないが、揉むだけだ。揉むだけだ、乳を揉むだけで何もしないからとお願いしてみろ、女子が仕方なくとも嫌だとは言えないで、本当に乳だけですよ、と言ってうんとうなずいてくれるさ」

 自信満々の言い草に呆れていると「そうさな、ただお願いしてもダメなんだ。できるだけ優しい目つきで相手の目をじっと見据えて、相手との呼吸が合うまで黙りこんでしまう。

 今まで話していたのに、薄明かりの中で静かになって見つめられると、これから何ごとが起こるのか女子にだって覚悟ができるってもんだ。

 そうすりゃ、真面目な顔して小さな声で言ってみる。・・・・お前の形の良い乳をちょっとだけもましてくれないか、乳を藻ましてくれたらわしの気持ちも落ちつくし、それ以上のことは何もしない。

 けっして何もしない、約束するから・・・とお願いすれば、大抵の女子は、しばらくは黙っていても、思いつめたような顔つきになって「揉むだけで堪忍してくださいね。本当に乳を揉むだけですよ」と、自分に言い聞かせるように納得してくれた」

 「うんと頷いたら女子は大抵が体をねじって後ろ向きになるもんだ。わしはちょっとだけにじり寄って、脇の下からそろりと手を回して乳に手のひらを当てる。

 ちょっとはどぎまぎしているけれど、最初は寝巻きの上からそっと押さえて、体の震えが収まってくるまでじっと待つんだ。

 じっと押さえていると、乳の頭がプクンと膨らんできて、体の震えが微妙にプルプルと感じ始めたらしめたもんだ。そうすりゃ八口から手を滑らせて生身に触れて、指先を柔らかく小刻みに動かし始める。

 ついでに「形のいい乳だ。柔らかくて吸い付いてくる」なんて耳元に息をかければ、大抵の女子は鼻をふくらまして、息づかいも荒くなるし、せつない声も出てくる。その内に、直したはずの寝巻きのすそがもっと大きく割れてくるさ」


 またまた、ぐい飲みの酒をちびりと飲んで口を濡らして「そうなれば何もしないのは罪ってもんだ。

 女子の手をわしの一物に持ってくれば、ちょっとは困った振りもするが、その内、一物を持つ手に力が入る、いつの間にか、その一物がおそそに潜り込んで、えっちらおっちら、入れたり出したりしているってもんだ。これは男と女子の本能ってもんだ」


 「それでなくても新聞なんかで、悪辣非道の強盗なんて書いてあるから、わしが何も言わないのに、女のほうから身を捩じらせることもあった。

 こんな女子は二言三言話しているだけで、自分からさりげなくお俣を開いてくれたもんだ。こんな女子は腰もグリグリ動かすし、声も大きいから他の家人に聞かれないようにするのが大変だった」


     その当時、印刷の粗いエロ雑誌を何冊かは読んでいたが、説教さんの話はよほどエッチであった。説教さんが本を書いたら真っ先に買ってやろうと心に決めていた。