象のはな子さん
2001/5/4
井の頭自然文化園にて

はな子さんは、ちょっとバゲハゲのようで、体もたるんで見えるし
あんまり器量は良くないのかもしれません・・・・
でも、目がとっても優しくて、ボクは大好きです。

アジアゾウ Asiatic elephant <愛称 はな子>
1947年生まれ、2才半の頃に来日、
戦後最初に来日したゾウです。
現在50年を越えた飼育期間は国内のゾウの中では最長。
歯が1本しか残っていないため、 柔らかい餌しか食べません。
バナナも皮をむかなくては食べられません。
リンゴなんかはジュースにして飲みます。
主な餌はキャベツ、甘藷、リンゴ、バナナ、切青草など約100kg!
体重は3トン・・・
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今回はGWなので、近くのクラブメンバーを誘いました。園内に入って一目散にはな子さんのところに行くと、今日は策の周りに人が一杯です。・・・はな子さんは、相変わらず、あっちを向いたままで、右、左と体をゆすっています。








ボクが声をかけたら、ちょっと間を置いて、真っ直ぐボクの法に来てくれました。お鼻も白っぽくなったし、背中も、あっちこっち白っぽくなって、体のしわも増えて、ちょっと歳をとったように感じまする小さな目を開いて、ボクを確かめているようです。・・・「ちょっと歳をとったね・・・」って言うと、「猫ひげさんだって、ひげが白くなったよ・・」って、いたずらっぽく答えてくれます。
周りにも人が一杯なので、お話するのが、ちょっとばかり恥ずかしいのです。はな子さんよりもボクを見て、怪訝そうな顔つきのお父さんは、子供の手を引っ張って、ボクから遠のいています。
「ゴメンね、また、直ぐにくるからね・・・」








引き返そうとするはな子さんに、「今日は人が一杯で、子供たちも、みんなはな子さんが好きなんだよ。みんなにも今日はをしてあげて・・・」って声かけると、こんなポーズをしてくれたので、子供たちから歓声と拍手が起こりました。








午後4時過ぎに餌を食べに小屋に入ります。はな子さんの今日のメニューは、春キャベツ、乾燥干草、半生の干草・・・お鼻の表面がすっかり白ぽくハゲています。








この鼻の先が、指人形のような動きで、いろいろな物を先っちょに入れて、硬い物は、器用により分けます。そして、アゴヒゲのある口に放り込むのです。・・・はな子さんの一回で食べる量は都ても少ないのです。

はな子さんは、日本の動物園の中で「象の飼育の最長期間」の記録を持っています。でも、とっても心配です。いつまでも元気でいて欲しい・・・会いに行くのが、ちょっぴり怖い気持ちもあります。


はな子さんとボク・・2 POEM
ゾウの資料